2023.10.21 ブログ

工場の安全対策に必要なこととは?防犯カメラはどのように役立つ?

工場を稼働させる製造業では、現場の安全対策が欠かせません。

多くの工場では、職場環境を安全に保つために「5S」と呼ばれるスローガンなど、さまざまな安全対策が導入されています。

また、業務の中で起こり得る「ヒヤリハット」を未然に防ぐための対策、起こってしまったときの対処法なども具体的に定め、職場の安全対策を強化しています。

そんな中、より精度の高い安全・防犯対策に、工場や建築会社・物流会社には、防犯カメラ『現場見守る君』の導入をおすすめします。

最近ではトヨタ自動車が導入を始めたとされ、現在では多くの工場で安全対策の指標となっています。

本記事では「5S」と「ヒヤリハット」、そして防犯カメラ『現場見守る君』について解説します。ぜひ最後までお付き合いください。 

工場の安全対策「5S」とは?

「5S」とは、工場における安全対策や、職場環境の改善を具体的に5つの指標で表されている、スローガンや考え方のことです。

5Sは製造業以外の業種や、医療現場などでも取り入れられ始めており、これからますます普及が広がると予想されます。

具体的には、以下5つの指標から構成されています。

  • 整理(Seiri)
  • 整頓(Seiton)
  • 清掃(Seisou)
  • 清潔(Seiketsu)
  • しつけ(Shitsuke)

上記5つの指標は、どれも工場において安全な環境を維持するために、欠かせないものです。

それぞれについてもう少し具体的に見ていきましょう。

1,整理

仕事において必要なものと不要なものを分けて、いらないものを処分することです。無駄のものをなくすことで、業務の効率化を図ることを目指します。

整理をするにあたって重要なのが、必要と不要の線引きです。社員間で共通認識を持つためのルールを明確化することで、整理自体を効率的にすすめることができるようになります。

2,整頓

必要なものを適切な場所に配置して、使い勝手や安全性が確保された状態を保つことです。

整理をしたとしても、正しい配置ができていないと、うまく使いこなすことができないということになりかねません。特に工事現場や工場など安全性の確保が求められる現場では、整頓の重要性はより高くなるといえます。

3,清掃

整理整頓ができたら、次に求められるのが綺麗な状態にすることです。

身の回りを綺麗に清掃することで、職場環境全体が改善されるほか、社員が快適に働くことができる環境を整えることに繋がります。

4,清潔

清潔は綺麗な状態を保つことです。

身の回りのものを清潔に保つことは、自分だけでなく職場環境全体にとってプラスに働くことであるといえます。

職場が清潔に保たれていることで、業務へのモチベーションの向上にもつながるでしょう。

衛生管理で重要なポイントは一時的なものではなく、保ち続けることです。

したがって、きちんと管理することや定期的なチェックが求められます。

5,しつけ

しつけとは、これまでお伝えしてきた整理・整頓・清掃・清潔を社内で進めるために、職場としてのルールを定めて、社員に徹底させることです。

会社として立派な5S活動を掲げたとしても、社員がその必要性を理解しておらずに中途半端な取り組みになってしまっては、効果は半減してしまうでしょう。

社員全員で同じ目的に向かって取り組むことで、5S活動は大きな効果を発揮します。

したがって、行動をおこすにあたって、社員へのしつけをしっかり行うことは非常に重要であると言えるでしょう。

全従業員が5Sを意識してルールを遵守する環境を整備し、出来るだけ事故を減らす工夫を行い、安全対策が行き届いている工場を目指しましょう。

それでも起こる「ヒヤリハット」への対策法

ヒヤリハットとは

ヒヤリハットとは、一歩間違えると大事故になってしまいかねないミスのことです。

工場や製造業、介護や医療現場、保育現場などでの事例が多く挙がっています。

工場でのヒヤリハットの具体的には、「作業中に足場からの転落しそうになった」「作業機械に腕が巻き込まれそうになった」などが挙げられます。工場や工事現場で起こるヒヤリハットの事例は、命の危険に関係するものが多くあるため、特に注意すべき必要があるといえます。

そのため、万が一の事故に備えて企業が対策を講じる必要が求められます。

ヒヤリハットへの対策

続いては、ヒヤリハットが起こらないようにするためにあらかじめできること、また起こってしまった場合にどのように対処をすべきなのかについてご紹介していきます。

1.危機予知訓練の実施

「危機予知訓練」通称「KYT」は、職場で起こり得る事故や災害などを未然に防ぐために、危機要因の理解と解決のための対策能力を高めるための訓練です。

安全に対する意識の定着や危険があった場合の対処法などについて、グループでのディスカッションなどを通じて対策を検討していくものです。

この訓練により、事故や災害を未然に防ぐことや、業務を遂行するにあたっての危機意識の向上、また当事者意識をもって安全対策に関わることを習慣にできるようになることを目指しています。

ディスカッションを行うことで、自分一人では気づかなかったことに触れたり、新たな考え方、自分とは違う考え方を知ることで視野を広げたり、周りとのコミュニケーションの活性化や情報共有にもつながります。

2.報告書の作成

どんなに気をつけていてもヒヤリハットによるミスを完全に防ぐことは難しいでしょう。ヒヤリハットが起こってしまった場合には、その後同様のことが起こらないように、また起こってしまった場合に適切な対処ができるように報告書を作成しておくことが大切です。

ここでは、ヒヤリハット発生時の報告書作成手順を把握しておきましょう。

報告書に記載すべきこと

①いつ

年月日のほか、時間帯に関してもできるだけ正確に記載しておくことで、あとからであってもどのようなシチュエーションであったかをより具体的にイメージすることができます。また、発生の原因を究明する際にも手掛かりの一つとなります。

②どこで

起こった場所に関しても出来るだけ具体的に記載しておきましょう。報告書作成の基本は誰にでもわかりやすく記載することです。

初めて読んだ人にも理解しやすいように書くことを意識しましょう。

③何をしていたとき

どんな作業をしていた時か、一人での作業なのか、複数での作業なのかなどについて記載します。

④どうなった

どのような事故寸前の事象が起きたのかについて具体的に書きます。事故寸前で食い止められた要因についても詳しく書いておきましょう。

⑤なぜそうなったか

ヒヤリハットが起こった原因がどこにあるのかを自分なりに分析し、記録します。

⑥今後同じようなことが起こらないために

今回起こったヒヤリハットの事例が再び起こらないようにするために、改善策として挙げられることを記載します。発生の原因が作業環境や仕事内容にあると考えられる場合には、要望事項も併せて記載することで、業務内容や職場環境の整備にもつながります。

なお、報告書において重要なのは速やかな作成です。人間の記憶は時間の経過とともに曖昧になってしまいます。記憶が鮮明なうちに作成することで、間違いの情報を減らすことができ、より正確な報告書が完成するほか、少しでも早くヒヤリハットの事例を社員に周知させることが、同じような経験をこれ以上増やさないことにも役立ちます。

3,安全管理の徹底

ヒヤリハットを未然に防ぐためには、従業員の認識を深めること、そして企業として安全な職場環境を整備することが求められます。

従業員の認識を深めるために、研修などを通じて、ヒヤリハットの基本や対処法、具体的な事例を用いたディスカッションの場を設けることが重要です。

企業がすべき安全な職場環境の整備としては、人員配置の見直しや仕事場の安全管理対策、安全標語の作成などが挙げられます。

企業が積極的に安全活動に取り組んでいくことで、従業員の安全意識も自然と高まっていくことでしょう。

ヒヤリハット対策は、各社でさまざまな形で取り組んでおり、具体例などもホームページなどで紹介されています。参考にしながら自社の状況に合わせた形でとっていくことをおすすめします。 

防犯カメラ『現場見守る君』

職場でできる安全対策の一つとして、防犯カメラの設置が挙げられます。

数ある防犯カメラの中からおすすめしたいのが、『現場見守る君』です。

国土交通省が提唱する新技術提供システム『NETIS』の登録商品でもある『現場見守る君』は、ネット環境不要で電源に挿すだけで使用することができる防犯カメラです。

現場にいなくても、パソコンやスマートフォン、タブレットなどですぐに現場の状況を確認できるため、安全な環境を維持しやすいメリットがあります。

安全対策以外にも、業務効率や生産性の向上、セキュリティの強化などの効果など多方面において効果が期待できます。

加えて必要な時にレンタルでき、「いきなり買うのは不安があるけど、試しに導入して様子を把握したい」という事業者にもおすすめの商品です。 

防犯カメラの選び方

一口に防犯カメラと言っても、その種類や機能は豊富であり、価格帯もさまざまでどれを選べばよいか迷ってしまうでしょう。

そこで、実際に現場監視カメラを導入する際の選び方を紹介します。

防犯カメラをどのように選べば良いか詳しく知りたい方は、こちらの記事をご参照ください。

防犯カメラと監視カメラの違いとは|最適なカメラの選び方 

「5S」や「ヒヤリハット」の未然防止、防犯カメラの設置で工場の安全対策を徹底しよう

いかがでしたでしょうか。

本記事をお読みいただくことで、工事における安全対策の方法をご理解いただけたと思います

工場の安全対策には、「5S」といった考え方やルール整備はもちろん、ヒヤリハットがおこらないように防止策を講じることや、遠隔でもすぐに確認できる防犯カメラの設置など、設備面の充実も大切です。

防犯カメラ『現場見守る君』は、工場や建設現場など、安全対策が重要視される現場に特化されて作られているためおすすめです。

ぜひ一度検討してみてはいかがでしょうか。

 

 

 

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